宮城から東京まで
放射能管理区域にしなければならない汚染が宮城県南部から東京都の一部にまで広がっている。
9.21.2014 小出裕章さん 講演より
放射性物質を取り扱うことができる場所は、日本の法律によって特定の場所に限定されています。それが放射線管理区域です。一般の人が立ち入ってはいけない場所であり、私だってここに入れば、水を飲んでも食事をしてもダメです。管理区域から外に出る時には、汚染検査をしなければならないのですが、その基準値が4万Bq/㎡です。私の体のどこかに4万Bq/㎡を超える部分があれば、除染しないかぎり外へは出られないのです。
管理区域から4万Bq/㎡以上の汚染物=実験着などを持ち出すことも、禁止されています。人間の住むところに4万Bq/㎡以上の汚染物があってはならないというのが、日本の法律です。私はこれを守り、汚染物を外に出さないように細心の注意を払ってきたつもりです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。