あの時を心に刻む (120)
遠いふるさと (4)
平成23年12月には、国が警戒区域を放射線量によって3区域に再編する方針を提示。町の線量では、ほとんどの町民が住んでいた地域が、3区域の中で最も線量が高く、5年を過ぎても人が日常的に活動できるレベルへの線量低下が見込めない「帰還困難区域」に分類されてしまう。区域の違いはそのまま、町土の回復に欠かせない除染の方針や住民の生活再建に関わる賠償などの線引きに直結した。約1年にわたる国との協議を経て、町は平成24年12月10日午前0時、「帰還困難区域」(町面積 の62%、人口の96.5%)、「居住制限区域」(面積15%、人口3.3%)、「避難指示解除準備区域」(面積 23%、人口0.2%)に再編され、厳しく立ち入りが制限される帰還困難区域に入る通路はゲートで封鎖された。一方で、比較的線量が低い残る2区域では国による除染が進められ、日中は住民の立ち入りも自由になった。
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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