あの時を心に刻む (106)
避難のため町役場に集合した人たち(読売新聞社提供)
突然の避難指示 (2)
11日の地震発生以降、東京電力が福島第一原発の緊急事態を伝える「第10条通報「」第15条通報」は、町災害対策本部に届いていた。11日午後9時23分には国が福島第一原発の3㎞圏内避難指示を発令。災害対策本部はこの指示をテレビ報道で確認していた。しかし、東京電力の通報文には「念のため」とあり、テレビでは官房長官が「現時点で特別な行動を起こす必要はない」と説明していた。町は3㎞避難を「念のため」と受け止めた。しかも、3㎞圏内はすでに避難誘導した「国道6号の東側」と重なり、大半の住民は津波対策で避難済み。結果として、全町避難は大半の職員、町民にとって寝耳に水だった。
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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