樹木に蓄積、放射性セシウム 5年かけ表層土に移動

筑波山や福島、雨や落葉で 森林総研   茨城新聞10.25

筑波山のヒノキ林の調査では、放射性セシウム濃度が11年には葉で1キログラム当たり1930ベクレルだったのが15年には138ベクレル、枝は659ベクレルが116ベクレル、樹皮は1120ベクレルが250ベクレルにそれぞれ減少。一方、セシウム蓄積量は11年には樹木など地上部が32%だったのが15年には5%、落葉層が15%が7%に減ったのに対し、0〜5センチの土壌では43%が70%に、5〜20センチの土壌では8%が16%に増えた。

震災復興・放射性物質研究拠点の金子真司拠点長は「筑波山のヒノキ林の調査では木材利用は問題ないレベル。空間線量を見ても、除染が必要とされる地域と比べても低く、外部被ばくは気にする必要はない」と指摘した。

全体の成果は森林管理や、放射性セシウムの動態予測に生かすほか、林産品の出荷制限解除時期の推定、林業従事者の被ばく低減にも役立てられると期待される。金子拠点長は「森林の汚染マップを作って、森林内の立ち入りや滞在時間を管理することで、外部被ばく量を少なくすることができる」としながら、「放射性セシウムの半減期は30年と長いため、引き続き森林内での観測を続けていくことが重要」と説明した。

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