あの時を心に刻む (61)

避難所から仮設住宅へ (7) 埼玉県杉戸 (2)

残念だが、ここにいる間にも原発事故避難者に対するバッシングはあった。東電から賠償金が一時的に先払いされるといったようなニュースが伝わると、駐車場の福島ナンバーの車の前にごみ袋が置いてあったりした。また、地元の利用者といっしょに利用する浴場で「100万円もらったならもう出ていって、どこかで生活しろよ」とまともに言われ、ショックを受けたという訴えも少なからずあった。ごく一部からのものであったが、みんなが傷ついた。

警戒区域になる前は、必要なものを取りに富岡町の自宅に戻ったりした町民もいる。それを知った住民から、スクリーニングをきちんとやっているのかと問い合わせがあり、証明書を確認させてもらったこともある。 いじめにあって三春町に移ったという小学生もいた。

富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載

【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて

毎週火曜日に掲載します。

あんふぇす

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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