あの時を心に刻む (115)
会津からの再出発 (3)
会津若松市は大熊町の西約100㎞。冬も比較的温暖な浜通り地方に位置していた町と、豪雪地帯に区分される会津若松市では気候や文化の違いが大きく、町民にとって必ずしもなじみのある地域ではなかった。それでも移動希望者は町の予想を超え、4月3、4日には2,100人あまりの町民が避難所から会津に移った。
その後も移動者は増え、9月30日時点で会津若松市では3,723人、会津地方全体では4,175 人が避難生活を送ることになる。会津若松市の人たちは折に触れ、戊辰戦争での受難を引き合いに「自分たちが大熊町民を受け入れないでどうする」とふるさとを追われる立場に理解を示してくれた。
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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