12/10 東京/原発事故後 ~今~ これからを共に生きる人たちへ
【東日本活動マップ】 ふくしま30年プロジェクト
福島市では住宅地の面的除染が終わり、道路や側溝などの除染へと移っています。そして、2020年のオリンピック・パラリンピックでの野球・ソフトボールの会場の一つとして吾妻球場が決まり、復興の加速が叫ばれています。
また今春、東京電力福島第1原発が立地する大熊町と双葉町を除く、4町村の避難区域が解除され、9月23日には帰還困難区域を横断する国道114号線(約27キロ)の一般通行が可能(徒歩と二輪は不可)になりました。
このような流れは、まさに猪突猛進に進んで復興の達成を目指す国の様子を、私たちにまざまざと見せつけています。たしかに、避難区域の縮小は復興の進捗を思わせるものですが、8月末時点の帰還率は3万人余の住民のうち4.3%の1323人にとどまっています。行政によって復興のラッパが鳴り響きますが、現実にそこで暮らす人々にとっては、地に足がついていない、どこか浮世離れとした話のように感じられます。
未曽有の大災害を経験しながらも、性急に事を進める行政と、それに違和感を覚える市民との意識の乖離がこのような状態を招いているのか。それならば、今、一人ひとりの市民が考え、できることは何なのか。
未来へつなげるために、一緒に考えませんか?
【東日本活動マップ】 2011年3月に起きた福島原発事故による放射能で東日本は広く汚染されました。そこに暮らす人々は様々な活動を起こして放射能汚染に立ち向かっています。
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