謝罪パフォーマンス
原発事故発生後、東電の社長以下の重役は福島に現地入りし、土下座など派手な謝罪パフォーマンスを繰り返した。
日本での「謝罪」の意味は、過失や被害の責任を取れ、補償をしろというより、むしろ相手の心情をなだめ、憤怒を鎮めて溜飲を下げさせるという精神的な意味合いが強いようです。
精神的に事を収める解決法となっていますので、物的責任を取るという行為は二の次になりがちです。悪質なケースだと精神的な謝罪行為を派手に盛り上げて、実際の賠償責任はどさくさに紛れてうやむやにしてしまう場合もあります。
東電も被災者の前でオーバーなアクションをしておけば、真の謝罪(賠償)は逃れられるのを知っているので必死に土下座していたのでしょう。
確か台湾人がこれを見て、「自分はこんな真摯に謝っている人を見たことがない。感動した」というコメントをどこかで見かけたことがあります。
しかし東電はこんなに謝罪しても、賠償責任を福島に対し未だとっていないという話を日本人から聞き、台湾人はその事に驚愕したということでした。
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