チェルノブイリより (30)
チェルノブイリ事故の放射線被ばくで予想される病気/健康被害
研究(要約)
3) 被ばく線量が少なければ少ないほど、がん発生の潜伏期間が長くなる(ピア-スとプレストン; RERF-放射線影響研究所、2000年)。
4) 遺伝的不安定性”は遺伝子内で継承され、世代ごとに急速に増大する。汚染除去作業員と被ばくを受けていない母親とのあいだに生まれた子どもに染色体異常が認められるという研究報告が多数あり、3つの共和国のリサ-チセンタ-(モスクワ、ミンスク、キエフ)で閲覧することができる。累積効果の最初の兆候は、被ばくを受けた両親から生まれた子どもたちの甲状腺がんであろう。しかしながら、このことはまだ確証がえられていない。
ドイツ放射線防護協会 核戦争防止国際医師会議ドイツ支部 「チェルノブイリの健康被害」
翻訳:原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
エクゼクティブサマリ-(概要)より (3)
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します。
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