「汚染度減」でも遠い自立
朝日新聞4.24 チェルノブイリ原発事故から30年
この日も微熱で体調を崩していた次女(左から2番目)と長女(右)は甲状腺肥大の診断を受けている。
昨年、汚染度が引き下げられ、補償金などの優遇処置が削られた。
その背景にはロシアの経済難があるとされる。
行政当局は「優遇措置に依存した生活を変えよう」という。
だが、そもそも給料がもらえる職が少ない。
農業、畜産の禁止や工場の閉鎖は今も続いている。
原発事故の実態は被災地の日常にある。
30年は人間では一世代。人生は全く変わってしまう。一方、主な汚染源のセシウムでは半減期1回分。まだ半分が残る。人生の短さ、放射能影響の長さの両方を考えた対策が必要だ。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。