チェルノブイリより (35)
チェルノブイリ事故の放射線被ばくで予想される病気/健康被害
研究(要約)
12) ベラル-シだけでも、事故以来12,000人以上が甲状腺がんになった(パベル・ベスパルチュク、2007年)。 WHOの予測によると、ベラル-シのホメリ(ゴメリ)地域だけで今後50,000人以上の子どもたちが甲状腺がんになるだろう。 この予測にすべての年齢層分を追加すると、その数はおよそ10万人に達すると計算される。
13) ベラル-シとウクライナにおける甲状腺がんの実際数をもとに、マルコ(2007)は予測される将来の発生数を計算した。それによれば1986年から2056年のあいだに92,627人が甲状腺がんになるという。この数字には、汚染除去作業員の甲状腺がんは含まれていない。
ドイツ放射線防護協会 核戦争防止国際医師会議ドイツ支部 「チェルノブイリの健康被害」 2012年
翻訳:原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
エクゼクティブサマリ-(概要)より (10)
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します
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