不検出は0ではない?
食品などの放射能濃度の測定結果として、
「不検出(検出できなかった)」とか「ND」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「不検出だから大丈夫」とは言えません。
測定機械の性能や測定時間、検体(測定する試料)の密度などの違いで、
「これ以下はわかりません」という「検出下限値」が違ってきます。
一般に短い測定時間で測定したものは、この「検出下限値」が高くなります。
つまり、検出下限値が20Bq/kgで不検出の場合、19Bq/kgという可能性もあるのです。
同じものを時間を長く測定することで、不検出ではなく「19Bq/kg」という結果になることもありうるわけです。
なので、測定結果を見る場合、下限値がいくつで不検出なのかをよく見る必要があります。
しかしながら、そんなことはおかまいなしに、とにかく不検出だからということで、
食品は流通しているのが現状です。
少し詳しく書いた自分のブログ記事
「2012.05.03 「不検出は0ではない」のはなし」
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