「かえせふるさと」の思いは現在形
鳥の目虫の目:あの事故は今も続いている 毎日新聞 2015年06月03日 大阪夕刊
飯舘村は、人の営みが生みだした美しさと独自の景観や地域文化を持つ「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、有機農業が盛んで、原発からは何の恩恵も受けたことがない。
事故から4か月で5ミリシーベルト以上の被ばくをした県民の79%が飯舘村民だった。
今、家族ばらばらで仮設住宅暮らし。周囲を森林で囲まれている村を除染しても放射線量は思ったほど下がらない。豊かな農業の源となった表土ははぎ取られ、代わりに無数の黒いフレコンバッグが至る所に堆く積まれている。
住民の半数近くが原発ADR(裁判外紛争解決手続き)を申し立てている。
写真 DAYS JAPAN 2013年7月号より
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