保養キャンプ スタディツアー【報告】 その6

4月21日〜23日、保養キャンプに向けて、〈福島被災地スタディツァー〉が実施されました。参加したDさんの記録です。

2日目(22日・日) 浜通り南下(双葉郡葛尾村→希望の牧場→双葉郡浪江町→双葉郡双葉町→双葉郡富岡町→いわき市)(湯本温泉「古滝屋」泊)

浪江駅(JR常磐線)
2017年4月に再開、但し浪江駅と富岡駅間は列車代行バス(民間)で運行。
駅前のモニタリングポストは、0.265マイクロシーベルト毎時、まだ、空き地も多い。

浪江町
2017年3月31日に全域避難指示は解除されたが、現在も「帰還困難地域」が町内の大半を占め、町内の居住人口は事故前より大幅に減少している。

請戸漁港(浪江町)での津波と原発事故
NHKニュース2012.3.5
【消防団員“救える命があった”】
「震災直後に避難区域で救助活動に当たっていた複数の消防団員は、避難指示が出て救助活動が中断されるまでの間に助けを求める声を聞いたと証言しています。
このうち津波で125人が死亡した福島県浪江町の請戸地区で救助活動に当たっていた浪江町消防団員の高野仁久さんは、震災当日の夜、がれきの中から助けを求める声や、物をたたいて居場所を知らせようとする音を聞いていたということです。
高野さんは、応援を求めにいったん役場の詰め所に戻りますが、機材も人員も足りず、大津波警報が引き続き出されていたため、町の判断で救助活動は翌朝に持ち越されたということです。
しかし、翌日の朝、原発から10キロ圏内に避難指示が出されたため、救助活動に向かうことができず、住民の避難誘導を優先せざるをえなかったということです。
これについて高野さんは、「あのとき、『あす助けにくるから待ってろよ』と声をかけてきたのに、結局、救助に行けなかったことを今でも後悔している。原発事故がなければ何人もの命を救うことができたのではないかと無念に思う」と話しています。」
多くの家が津波で流されたり後に解体されたが、残ったままの家や、枯れた防風林、なぎ倒されたままの墓石が見られ、当時の惨状が想像される。

浪江町立請戸小学校
請戸小学校は海に面する場所(沿岸から約500メートル)にあったが、教職員はすぐに「逃げろ」と児童を促し、避難場所に指定されている約2キロ先の大平山に向かって走った。地震発生から約40分後、大津波が押し寄せてきたが、児童77人全員無事生還できた。児童74人の犠牲者を出した石巻市立大川小学校とよく比較されるそうだ。
請戸漁港
元はにぎやかな港町。港の復興は進み、きれいな船も見られる。

たかつき保養キャンプは7月28日~8月3日に実施されます。
ゴー!ゴー!ワクワクキャンプは7月24日(火)~8月31日(金)に実施されます。

あんふぇすまっぷ

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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