あの時を心に刻む (45)

ビッグパレットふくしま避難所 (16)
東邦大学医療派遣チーム 東日本大震災レポート

平成23年3月20日 午前8時50分

救護所にて、井坂医師(富岡町開業医)・佐藤医師(さくらクリニック)・佐藤保健師(避難所の保健師・川内村)と東邦派遣チームでミーティング
・避難者の中の透析患者のピックアップ、受け入れ先を探す
・救護所を診療所にできるか?処方箋を避難所で発行し、町の病院で処方してもらえるか?段取りをする。
・具合の悪い患者は、必要に応じてマイクロバスを依頼し、郡山の救急病院で診て貰う。
→前日の夜間に、富岡町に残留していた避難者をビッグパレットに町役場の人たちで連れてきているが、そのうち1人はクラッシュシンドロームのため、既に病院搬送済み。その他の避難者は、必要であれば回診する。

午前9時30分 昨日に引き続き、救護所で診療開始。前日オーダーした薬剤が到着。その他の必要な薬剤を製薬会社の人にオーダー(県の保健所を通じて)

午後12時  診療終了 昼休憩、放射線カウンターを受ける

午後13時 救護所での診療。処方箋の発行(30日分)し、町の病院(北東北病院)に発送午後15時 終了、東邦大学に帰院

午後17時50分 到着、放射線カウンターを受ける。問題無し

本日より、薬剤が入荷可能となり、避難者への配布が可能となった。また、町の医師が交代で連日避難所の救護所に入る事になり、薬剤師も県から派遣されて来るようになった。避難者が約1500人以上おり、また町からの避難者のなかには老人ホームからの方もいるため、町の医師のみでは充足できない。また、避難所では慢性疾患の患者や感染症(風邪)の発生がはじまっている。そのため、連日の診察や処方箋の発行などが必須な状況である。よって、今後の東邦大学としての医療支援の必要性はあると考えられる。

【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて

毎週火曜日に掲載します。

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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