70年経った今も
広島原爆の「黒い雨」を体験した女性の肺組織にウランが残存し、今なお放射線を放出していることを示す痕跡
70年前の今日、女性(当時29歳)は爆心地から西約4.1キロで黒い雨が激しく降った広島市高須地区にいた。出産直後で動けず、約2週間、近くの畑で取れた野菜を食べたり、井戸の水を飲んだりして過ごした。
82歳で肺がんと胃がんを、84歳で大腸がんを発症。爆心地から比較的離れた場所にいながら、原爆被害の特徴とされる多重がんに罹患(りかん)したことから、内部被ばくの影響が疑われ、94歳で死亡した。解析した肺組織は1998年に切除し保存されていたもの。
今年6月7日、広島大と長崎大の研究グループが撮影
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