チェルノブイリより (47)

私たちマスコミも、例えば国が発表した「健康に直ちに影響ありません」という言葉に対して違和感を覚えつつも、そのまま放送し、不安や不信を増大させた。そんな姿勢に対して本当のことを知りたいという声が浴びせられ続けた。
私たちがウクライナを取材することにしたのは、こういった声に応えるためだった。福島と比較できるのは26年前のチェルノブイリしかない。
福島の未来を知る唯一の手がかりは、チェルノブイリの現在の姿だ。
チェルノブイリ26年後の健康被害 低線量汚染地域からの報告
馬場朝子、山内太郎著 NHK出版(2012年9月発行)より抜粋 その5
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します
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