チェルノブイリより (49)

いまチェルノブイリ原発では、こういったツアーが頻繁に組まれ、1日40~50人が訪れるそうだ。かたわらを作業服の男性たちが歩いて行く。2004年まで稼働していたチェルノブイリ原発1~3号炉を廃炉にするために働く作業員たちだという。休憩時間なのか、彼らは建物の脇でしゃがんだり、壁に寄りかかったりしながら談笑したりたばこを吸ったりしている。マスクや特別な防護服は身につけていないように見える。
チェルノブイリ26年後の健康被害 低線量汚染地域からの報告
馬場朝子、山内太郎著 NHK出版(2012年9月発行)より抜粋 その7
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します
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