浪江町に開校、小中校に「通学させない」95%

YOMIURI ONLINE8.23

東京電力福島第一原発事故による避難指示が3月末に一部解除された福島県浪江町で、来春地元で開校する小中学校に保護者の95%が子供を通学させず、通学を検討しているのは4%にとどまる――。

町教育委員会が22日に公表した意向調査は、こんな厳しい結果となった。

町は6月、町に住民票があり、来年度小学新1年~中学新3年になる子供がいる795世帯の保護者を対象にアンケート調査を実施。全体の34・1%にあたる271世帯から回答を得た。

来春町内で開校する小中学校に子供を通わせたいか尋ねる質問では、「通学させない」と答えたのが258世帯(回答数の95・2%)だったのに対し、「通学させる・検討中」は11世帯(同4・1%)、「二本松市に避難する小中学校に通い続ける・転入学させる」が2世帯(同0・7%)だった。町教委の担当者は「厳しい数字だが、通学を検討している世帯の意向を大切にしたい」と話している。

原発事故前、町には6小学校と3中学校があったが、現在は町の児童生徒1221人(8月1日時点)のほとんどが避難先の学校に通っている。避難先の二本松市では2小1中が授業を行っており、来春の町内開校後も当面は二本松で並行して授業を続ける方針だ。

【写真】 浪江町小中学校事務局セカンドスクール(幾世橋小、請戸小、苅野小、大堀小、浪江東中、津島中)オフィシャルサイト
原発事故の影響で臨時休業中の福島県浪江町立小中学校6校のWebサイトより

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