あの時を心に刻む (104)

上:被害の報告に息をのむ渡辺町長ら町幹部(福島民友新聞社提供) 
下:避難指示で町総合スポーツセンターの体育館に集まった町民

想定を超える大津波 (3)

余震が続く中、まもなく日が落ちると、停電が続く町内での復旧・救助活動には二次災害が懸念された。本部は再度津波が押し寄せることを考え、町を縦断する国道6号から東側の住民を町総合スポーツセンターへ避難誘導。道路などの被災状況を地図上に集約して翌朝からの本格的な活動に備え、職員たちは避難所運営に尽力した。課長級の職員も食料や水、発電機や照明などの調達に走り、スポーツセンターでは未明からおにぎり作りが始まった。懐中電灯の光の下、徹夜の炊き出し。職員の一人は自分を励ますように、同僚たちに声をかけた。「がんばろう。この一晩を乗り切ろう」

〈福島第一原発、立地町から〉
大熊町震災記録誌より転載

【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて

毎週火曜日に掲載します。

【あんふぇす】

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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