自由化1年、新電力切り替え5.4% 都市部に偏り
電気を買う会社を自由に選べる電力小売り全面自由化が始まって1年、契約を大手電力から新電力に切り替えた家庭や商店は全体の5・4%にのぼった。首都圏や関西で切り替えが進むのに対し、新電力の営業拠点がない地方は低調だ。
首都圏では東京ガスが70万件、JXTGエネルギーが23万件、関西では大阪ガスが30万件の契約を獲得した。首都圏は東京電力(自由化対象の契約2300万件)から、関西は関西電力(同1千万件)からの切り替えが大半とみられる。
4月からは都市ガスの販売も自由化された。関西ではすでに電気とガスのセット料金で関西電力と大阪ガスで値下げ競争が起きている。
【写真】「エネオスでんき」への契約変更を呼びかけるJXTGエネルギーの系列給油所=東京都江東区
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