一番寄り添っていきたいのは、お母さんと子どもたちです
「『わたし、そと遊びしていないからね』
ある時、そう言ってから甲状腺の検査台に乗った小さな女の子がいたんです。まるでそと遊びが悪いことであるかのように。」
これは、たらちねクリニック院長である藤田先生が忘れられないと語る出来事です。
以下インタビューからの抜粋です。
Q. たらちねクリニックで実現したいことは何ですか。
A. 一人ひとりのお母さんたちが、全く違った体験をして、違った環境にあり、違ったところで困っていたり、ストレスを抱えていたりします。その手助けをしていきたいです。
藤田先生が語るように、クリニックをお母さん一人ひとりに寄り添える場所にしたい、というのが私たちの想いです。「この人には放射能の話をしても大丈夫、この人には話してはいけない」というように、お母さん同士でチェックしながら会話をするという関係がいまだにあります。
普段なかなか口にすることのできない疑問に対して気さくに答えられる場所、不安を共有できる場所、お母さんたちが心をつなぐ場所、そういった場所にしていきたいです。
たらちねクリニック運営委員会 共同代表
鈴木薫 (NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね事務局長)
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