あの時を心に刻む (110)
不安と混乱の中での“小さな自治” (2)
町民の避難先は町が把握するだけでも田村市、三春町、小野町、郡山市の避難所二十数か所に及んでいた。町は田村市総合体育館に災害対策本部を置いて田村市と連携するとともに、三春町、小野町、郡山市の動きに対応する連絡員を設置。他の職員も各避難所に再配置して避難所運営に乗り出した。
しかし、4市町に主な避難先が分散し、公用車、ガソリン不足が続く状況で、町災対本部と各避難所の迅速な情報共有は難しかった。各避難先自治体・施設管理者の支援のあり方や避難者の数、配置された職員数など避難所ごとに事情は異なり、避難所運営のあり方は実質的に現場にゆだねられた。
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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