福島・原発20キロ圏内 古里に残した「家族」
毎日新聞 5.24
死んだ牛を穴に安置し、妻シヅ子さんの手を借り、はい上がる山本幸男さん。朝、牧場に到着したときには、牛は農道脇で死亡していた。重機で2㍍程の穴を掘り、土をかぶせる前に顔を袋で覆ってあげた。
何代も生活を共にしてきた家族、二本松の仮設住宅からほぼ毎日、牛の世話に通う。繁殖を許されないこの家族を最期まで看取る。
昼夜放牧され、のびのびと見えるこの飼育環境は皮肉にも原発事故がもたらした
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