遠い帰還 喜べぬ100号
【東日本活動マップ】 毎日新聞2.26
栃木県に避難した人たちでつくる「福島あじさい会」の会報が100号を超えた。ひとりで作成している佐々木正教さん(80)は「最後の一人まで孤独な避難者を作らない」と続けてきた。
佐々木さんは避難生活中に前立性ガンを発症、福島に戻る意思はあるが、健康の不安に加え、大工が見つかりにくく自宅再建は進まない。
「復興がもたもたしているうちにこんなふうになってしまった。」終刊を願いながらも会報を続けてゆく。
「あじさい会」は自主避難者、強制避難者を含め現在約50人。数人は帰還したが、多くは栃木県に定着する意思を固めつつあるという。
【東日本活動マップ】 2011年3月に起きた福島原発事故による放射能で東日本は広く汚染されました。そこに暮らす人々は様々な活動を起こして放射能汚染に立ち向かっています。
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