チェルノブイリより (29)
チェルノブイリ事故の放射線被ばくで予想される病気/健康被害
研究(要約)
2) 遺伝的不安定性” や“バイスタンダ-効果”-すなわち放射線を直接照射されていない細胞の遺伝子にも異常が現れる現象が発見されている
(訳注1:遺伝的不安定性とは、放射線被ばくによって生じた損傷を乗り越え、生き残った細胞集団がその後被ばくしなくても長期間にわたって遺伝子障害を起こす状態)
(訳注2:バイスタンダ-効果とは、細胞を照射してDNA二重鎖の切断などの変異を起こさせると、照射を受けていない隣接する細胞にも変異が起こる。何らかの液性因子が関与していると考えられている)
(訳注3:これらの現象が本当であれば低線量被ばくによる健康リスクは考えられている以上に高いということになる)
ドイツ放射線防護協会 核戦争防止国際医師会議ドイツ支部 「チェルノブイリの健康被害」
翻訳:原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
エクゼクティブサマリ-(概要)より (4)
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します。
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