千葉 柏市の県立5校で基準上回る放射線量
ことし1月、柏市中央体育館の植え込みで国の基準を上回る放射線量が測定されたことを受けて千葉県教育委員会は、柏市内の県立学校など9つの施設の敷地で、ことし4月下旬から先月中旬にかけて調査を行いました。
その結果、5つの学校の合わせて6つの地点で、地表1メートルの高さの放射線量が1時間当たり0.24から0.72マイクロシーベルトと、国の基準の0.23マイクロシーベルトを上回っていたということです。
教育委員会によりますと、基準を上回る放射線量が確認されたのは、柏高校、東葛飾高校・中学校、柏中央高校、柏南高校、それに、沼南高柳高校の敷地内ですが、いずれもプールや駐輪場の裏など、ふだんは人が立ち入らない場所だということです。
県教育委員会は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響と見て、周辺を立ち入り禁止にしたうえで土を入れ替えるなどして除染を行うとともに、今後、来月中をめどに柏市以外の学校についても放射線量の調査結果をまとめたいとしています。
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