クリニックを実際に運営して、放射能に対する認識を見直すには良い時期だと思います
クリニックを開設しなければ分からなかったことがたくさんあります。心配しているママたちのこと、放射能のこと、スタッフ全員でしっかり考えていきたいと思います。
被ばくによる健康リスクとしては、甲状腺がんがよく知られています。福島県による2年おきの検診に加えて、たらちねでも毎月の検診を続けており、延べ9,000人以上が参加しています。
一方で、「がん」以外の健康リスクはあまり知られておらず、検診も行われていません。
たらちねクリニックの顧問医師である黒部信一先生によると、「被ばくの影響は全身すべての臓器におよぶ。しかし、肝機能の低下などの機能的な障害はデータに取れない。よって、『がん』という形があるものでデータを取り、発がん率で代表させて健康被害を表現している」のだそうです。
被ばくの影響が身体に表れるまでには、時差があります。チェルノブイリで子どもの甲状腺がんが急増し始めたのは原発事故の5年後、「慢性的に病気」の子どもの数が「健康といえる」子どもの数を超えたのは事故の7年後のことでした。
全身すべての臓器を診てはじめて、被ばくによる健康リスクを正しく診ることができます。そして、原発事故から6年が経過した今がそのタイミングです。
保険が適用されない「子どもドック」を無料で提供するために、力を貸してください。
このページのフォームにご記入いただき、2018年4月の子どもドック開設を、私たちと一緒に実現してください。
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