あの時を心に刻む (57)
避難所から仮設住宅へ (3) 情報収集・避難所調整班 (1)
三春町・田村市(滝根・大越) ・ 小野町・いわき市・大玉村
全町民についての避難状況の情報収集と、それによって把握した町民の避難所調整を担当した。避難所調整とは、自力避難した町民がお世話になっている市町村に行って、町民への対応についてお願いすることだった。「富岡町民をよろしくお願いします」。 当初は、誰がどこにいるのかわからない。県のホームページを見てどこに避難所があるかを調べ、電話をするなどして町民がいるかどうか確認しながら、ほとんど県内すべてを歩 いた。
その間、ビッグパレット避難所にいた町民などを中心に風呂にも入っていない状態だったので、磐梯熱海の旅館に交渉して入れてもらえる「町民の風呂」の手配も行った。その後ビッ グパレット避難所では、敷地内に自衛 隊が設置してくれた仮設風呂「練馬の湯」が3月21日から毎日提供され、大きな癒しの力を発揮した。
富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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