あの時を心に刻む (59)
避難所から仮設住宅へ (5) 三春町
三春の里(三春の里田園生活館)に避難した町民は恵まれていた。第三セクターが運営する宿泊施設で、食事は バイキング方式。好きな物が食べられ、大浴場もあった。
ビッグパレットでは冷たいおにぎりやパンで、同じ物が何日も続き、風呂も自衛隊風呂が来るまでなかった。 三春の里では大浴場に毎日1回は入ることができる。暖房もある。担当職員の役割も、部屋割りや、人数の出入りを見ながら使用させてもらう部屋の配置調整ぐらいだった。もともとが営業施設なので人数が少なくなれば調整して、営業利用できるようにした。 避難者数は100人弱。三春の中に6カ所ほどあった避難所の中でも最も良い環境といえた。どこの避難所でも見られた問題者も少なかった。
富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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