ふるさとを隠して生きる

脱被ばく実現ネット     元原発労働者、浪江町からの避難者、今野寿美雄さんのお話

故郷の浪江町津島地区の住民は今、「津島訴訟」を起こしている。

彼らは避難して他地区で暮らしているが、自分の故郷の名前を口に出せない。
津島から来たと言えない。
そこの子どもと結婚するなとか、放射能は移るとか言われるから、自分たちの素性を隠して新たな場所に住居を求めて生活している。
知人は10人家族だが、避難当時は10人が6ヶ所にバラバラに分かれて暮らした。
2人の高校生はそれぞれ学校の近くに下宿し、ジジ・ババは別の所、夫は単身赴任知人と下の娘はアパートを借り、もう一人の子どもはまた別の所とみんなバラバラになった。
今ようやく中古の住居を買って家族が一緒に暮らせるようになったが、近所には津島から来たとは言えずにいる。
何もかも奪われ、それだけではなく故郷を負い目に生きなければならないのだ。

 

 

 

 

 

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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