溶け落ちた燃料か 東電が映像公開

2017/01/30 に公開
東京電力は30日、福島第1原発2号機の格納容器内にカメラ付きの伸縮式パイプを挿入して調査したところ、圧力容器の真下の空間に黒い塊を確認したと発表した。溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の可能性があるという。燃料デブリであれば、福島第1原発事故以降、溶け落ちた燃料が撮影されるのは初めてとなる。
調査は同日午前6時すぎ、格納容器の側面に空けた穴に長さ約10.5メートルの伸縮式パイプを挿入して実施。圧力容器の下にある空間の入り口までパイプを差し込み、先端に取り付けたカメラで撮影を行った。
東電によると、黒い塊は格子状の足場に絡まるような形で固まっていた。足場は一部がゆがみ、設置場所からなくなっているものもあった。
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