あの時を心に刻む (28)
福島第一原発の1・2・3号機の炉心損傷は止まらず、4号機の使用済 み燃料プールの危険も続く中、3月17日、ヘリコプターを用いての放水な ど懸命の冷却作業が本格化、必要な対応が追いつき始める。
3月19日、政府は福島県内の原乳、茨城県内のホウレンソウから食品 衛生法の暫定基準値を超える放射線量が検出さたことを発表、2日後の 21日には福島県内の原乳の出荷停止を指示する。以降、人々の関心は放 射能汚染と安全な食の確保へと移ってゆく。
同24日、第一原発3号機で作業員3人が被ばく、と報じられる。 翌25日、政府は第一原発から半径20~30キロ圏内の住民の「自主避難要請」という指示を発する。
富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載
【写真】3月22日、牛舎の溝に原乳を廃棄する福島県川俣町の酪農家 朝日新聞より
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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