あの時を心に刻む (91)
10月28日、原子力委員会の専門部会が第一原発の廃炉完了までに「30年以上」を要するとの見通しの中長期計画原案を示す。しかし、まだ格納容器の細部がどうなっていて、溶融した燃料がどこにあるのかさえわからない中での計画案だった。
12月16日、政府は事故収束工程表ステップ2(「冷温停止状態」の達成)を確認したとして、野田佳彦首相が第一原発事故の「収束」を宣言。避難生活、被ばくの不安のまっただ中にある現地の実感とのあまりの違いに、 当時の佐藤雄平福島県知事は「事故は収束していない」と反論する。
富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載
【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて
毎週火曜日に掲載します。
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