あの時を心に刻む (50)

電話をもらうと、まず住所と名前を教えてもらって相手の話を聞く。相手の話が続く限り聞いた。1人に かかる電話が長かったが、こちらから切るようなことはできない。こちらからは、できるかぎり周囲にいる町民の情報を尋ねた。まだまだ不十分だった避難状況の把握が進み、避難者登録名簿が作られていった。家族や知人での安否確認や所在確認の取り次ぎも、主な対応の一つだった。「今ここにいることをどこどこの誰々に伝えてほしい」「携帯番号教えてください」。  

主に電話対応だが、その内容 は相手の問い合わせに応じて何でも、 受けた本人が応えなければならない。 ありとあらゆる質問を浴びた。

富岡町 「東日本大震災・原子力災害」 の記憶と記録 2011.3.11-2014.3.3 より転載

【あの時を心に刻む】
日本中が恐怖に震えた福島第一原発事故
もう二度とあんな事が起こらないように
祈りを込めて

毎週火曜日に掲載します。

【あんふぇす】

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≪せいぶらいふあくしょん≫  

2013年11月、若者3人とおやじで始めました。

light(明るい、軽い) で、 たのしく 無理なく、対話を通してface to face(顔の見える関係作り)を進めます。 

この横断プロジェクトは特定の団体に属さない非営利の市民活動です。

福島第一原発事故を教訓に、放射能から身を守り、脱原発を願う人たちとあらゆる思想・信条を超えてつながります.

≪手をつないでください≫ 

このアクションに共感し、No Nukesを願う人誰でも歓迎です。
ひとりひとりが自ら考え行動する。手伝える人は手伝う。
ネットでつながるゆるやかな会です。

このプロジェクトに参加ご希望の方はinfo@save-life-acton.org、または☎080-5325-7128〔平野)まで

≪カンパのお願い≫   (^_^;)

振替口座:ゆうちょ銀行 00980-7-234353 セイブライフアクション

他行から:店名099/当座/0234353

この活動はすべてカンパによって運営されています。(1000円でステッカー約200枚分)

知人・友人に、会合で…ステッカー配布お願いします。
ステッカーを置いてもらえるお店など、ご紹介ください。
皆様からの投稿、メッセージお待ちしています。

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