チェルノブイリより (26)
原子力産業はチェルノブイリ級の事故には毎年でも耐えられる”
1986年IAEA(国際原子力機関)事務局長の職にあったハンス・ブリックス氏の言葉
私たちがチェルノブイリ事故の健康への影響について語る時、多くの論文を参考にすべきである。この報告書に選ばれた論文は、正しい方法論を用い包括的な分析がなされており、信頼性のあるものである。ただし、統計的方法論を如何に駆使しても完璧な統計というものはない。したがって、これらの論文から健康被害の多様性と広がりについて謙虚に学び、何が正しいのか、そして何をすべきなのか、最終的には読者自らが考えることが大切である。
チェルノブイリ事故で放射線被ばくを受けた人々
汚染除去作業員
830,000人(ヤブロコフ, 2010)
30km地域あるいは高濃度汚染地域からの避難者
350,400人(ヤブロコフ, 2010)
ロシア、ベラル-シ、ウクライナで重度汚染地域の人々
8,300,000人(ヤブロコフ, 2010)
ヨ-ロッパの軽度汚染地域の人々
600,000,000人(フェアリ-,2007)
ドイツ放射線防護協会 核戦争防止国際医師会議ドイツ支部 「チェルノブイリの健康被害」
翻訳:原発の危険から子どもを守る北陸医師の会
エクゼクティブサマリ-(概要)より (1)
【チェルノブイリより】毎週木曜日に掲載します。
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