事故が起きたら篠山は? (1)
大量の放射性ヨウ素が飛来
原発事故が起こったら篠山市にはどのような影響があるので しょうか。
最も参考になるのは兵庫県が平成 25 年(2013年)4月 に旧規制基準に基づき行ったシミュレーションです。高浜原発と大飯原発で福島第一原発並みの事故が起こった場合について予測しています。
特に注意が必要なのは、放射性ヨウ素131が飛んできた場合に影響する甲状腺の「等価線量」で、高浜原発の事故の場合、1歳児の甲状腺被ばく線量が7日間で167ミリシーベル ト、大飯原発の事故の場合80ミリシーベルトでした。
いずれも国際原子力機関(IAEA)が定めている、放射性ヨウ素によ る甲状腺被ばくを防ぐために安定ヨウ素剤を飲むべき基準である50ミリシーベルトを越えてい ました。篠山市には高浜・大飯両原発の事故のときに、これを上回る放射性ヨウ素が飛んでくる可能性があるのです。
放射線の被ばくから身を守る基本は、放射性物質を体の中に取り込まないことです。原発事故で被ばくから逃れるためには 風が流れてこない方向に移動するのが原則です。建物の中に退避するのも被ばくを避ける一つの方法です。
原子力災害にたくましく備えよう
篠山市ハンドブック(前半)より
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